着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 13 | ドウデュース |
牡3 | 57.0 | 武豊 | 栗 友道康夫 | 490(-6) | 2.21.9 | 4.2 | 3 | 33.7 | |||
2 | 8 | 18 | イクイノックス |
牡3 | 57.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 484(-8) | 2.21.9 | クビ | 3.8 | 2 | 33.6 | ||
3 | 2 | 3 | アスクビクターモア |
牡3 | 57.0 | 田辺裕信 | 美 田村康仁 | 472(-2) | 2.22.2 | 2 | 24.7 | 7 | 35.3 | ||
4 | 6 | 12 | ダノンベルーガ |
牡3 | 57.0 | 川田将雅 | 美 堀宣行 | 494(-10) | 2.22.3 | クビ | 3.5 | 1 | 34.3 | ||
5 | 3 | 6 | プラダリア |
牡3 | 57.0 | 池添謙一 | 栗 池添学 | 458(+2) | 2.22.8 | 3 | 20.7 | 5 | 35.2 | ||
6 | 8 | 16 | キラーアビリティ |
牡3 | 57.0 | 横山武史 | 栗 斉藤崇史 | 460(-8) | 2.22.9 | 3/4 | 33.4 | 8 | 34.5 | ||
7 | 7 | 15 | ジオグリフ |
牡3 | 57.0 | 福永祐一 | 美 木村哲也 | 492(-2) | 2.22.9 | ハナ | 5.9 | 4 | 34.9 | ||
8 | 4 | 7 | オニャンコポン |
牡3 | 57.0 | 菅原明良 | 美 小島茂之 | 468(0) | 2.23.0 | 1/2 | 24.2 | 6 | 35.0 | ||
9 | 5 | 9 | ジャスティンパレス |
牡3 | 57.0 | M.デムー | 栗 杉山晴紀 | 448(-10) | 2.23.2 | 1 1/4 | 43.1 | 10 | 35.4 | ||
10 | 4 | 8 | ビーアストニッシド |
牡3 | 57.0 | 和田竜二 | 栗 飯田雄三 | 462(-6) | 2.23.5 | 1 3/4 | 182.3 | 17 | 36.2 | ||
11 | 1 | 2 | セイウンハーデス |
牡3 | 57.0 | 幸英明 | 栗 橋口慎介 | 472(+4) | 2.23.9 | 2 1/2 | 150.0 | 16 | 36.4 | ||
12 | 1 | 1 | アスクワイルドモア |
牡3 | 57.0 | 岩田望来 | 栗 藤原英昭 | 464(+2) | 2.24.0 | 3/4 | 60.3 | 13 | 36.2 | ||
13 | 2 | 4 | マテンロウレオ |
牡3 | 57.0 | 横山和生 | 栗 昆貢 | 476(-6) | 2.24.0 | ハナ | 198.7 | 18 | 36.2 | ||
14 | 8 | 17 | ロードレゼル |
牡3 | 57.0 | D.レーン | 栗 中内田充 | 506(+2) | 2.24.0 | ハナ | 54.5 | 11 | 36.5 | ||
15 | 7 | 14 | デシエルト |
牡3 | 57.0 | 岩田康誠 | 栗 安田隆行 | 512(0) | 2.24.0 | クビ | 90.4 | 15 | 37.3 | ||
16 | 6 | 11 | ジャスティンロック |
牡3 | 57.0 | 松山弘平 | 栗 吉岡辰弥 | 486(-8) | 2.24.7 | 4 | 87.3 | 14 | 36.0 | ||
17 | 5 | 10 | マテンロウオリオン |
牡3 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 昆貢 | 484(0) | 2.25.9 | 7 | 40.6 | 9 | 37.2 | ||
18 | 3 | 5 | ピースオブエイト |
牡3 | 57.0 | 藤岡佑介 | 栗 奥村豊 | 460(-6) | 2.29.1 | 大差 | 59.4 | 12 | 41.7 |
ラップタイム | 12.5 - 10.8 - 11.8 - 12.0 - 11.8 - 11.7 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.5 - 11.7 - 12.0 |
---|---|
前半 | 12.5 - 23.3 - 35.1 - 47.1 - 58.9 |
後半 | 59.0 - 47.0 - 35.2 - 23.7 - 12.0 |
■払戻金
単勝 | 13 | 420円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 13 | 160円 | 3番人気 |
18 | 150円 | 1番人気 | |
3 | 410円 | 6番人気 | |
枠連 | 7-8 | 420円 | 1番人気 |
馬連 | 13-18 | 730円 | 3番人気 |
ワイド | 13-18 | 340円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
3-13 | 1,120円 | 7番人気 | |
3-18 | 1,390円 | 12番人気 | |
馬単 | 13-18 | 1,440円 | 4番人気 |
3連複 | 3-13-18 | 4,570円 | 10番人気 |
3連単 | 13-18-3 | 15,770円 | 33番人気 |
ウマニティに会員登録(無料)すれば、高精度スピード指数・U指数を重賞全レースでチェックできるほか、全国トップランカー予想家たちの予想閲覧、あなただけの予想ロボット作成機能など、予想的中・予想力アップに役立つ20以上のサービスを無料で利用することができます。
土曜日の東京芝のレース結果、近年の日本ダービーの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
木曜日から金曜日にかけて25.5ミリの雨量を記録したものの、B→C変更週に気温の上昇も重なって、土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)での開催。正面直線の内柵沿いを除けば、芝と路盤の状態もおおむね良好だった。
芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は2、2、5、5、3番手。1着馬だけを捉えると先行優勢のように思えるが、2~3着には4角10番手以降に位置した待機勢の食い込みも見られる。少頭数のレースを除けば枠順の大きな偏りもなく、内・前完全有利とは言い難いものがある。
事実、連対馬10頭すべてが上がり3ハロン3位以内。上がり3ハロン1~2位馬は【3.5.2.0】という、優秀な成績を収めている。つまり、最後の直線でどれだけ脚を伸ばすことができるかが肝要。少なくともスピードだけで押し切るのは容易ではない。その点はしっかりと頭に入れておくべきだ。
日曜日開催中の予報は晴れベース。日中の気温は30度前後まで上昇する見通し。馬場の乾燥が進めば、全体時計、上がりタイムともに速くなり、土曜日の傾向に拍車がかかる可能性もある。ゆえに枠順や位置取りに固執せず、末脚のしっかりしたタイプを優先したほうが好結果につながりやすいのではないか。
血統的には過去5年の日本ダービーを参考にすると、日本ダービー連対馬を父に持つ馬が堅調。1~2着馬10頭すべてが該当する。とりわけ、前走5着以内または前走の単勝人気が5番人気以内だった馬の好走頻度が高い。条件を満たす馬は今年も要警戒と言えよう。
また、前走の上がり3ハロン順位が5位以内、かつ近2走内に上がり3ハロン3位以内での重賞連対歴を持つ馬が幅を利かせているのも、近年における日本ダービーの特徴。過去5年の優勝馬は、例外なくこの条件をクリアしている。上がりの脚という点は上述した前日傾向にも重なることから、血統面とセットで押さえておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで要点を満たしているのは、①アスクワイルドモア、⑥プラダリア、⑬ドウデュース。よって当欄では、これら3頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×若駒マイスター「柿谷陽介」が日本ダービーを大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 柿谷陽介(若駒マイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われる日本ダービーの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①アスクワイルドモア【B】
栗東坂路単走。序盤に体が少し左へ流れる場面もあったが、中盤過ぎに手前を替えたあとは、弾むようなフットワークでグイグイと伸びた。もう少し前後のバランスが良ければ文句なしだが、集中を切らすことなく、生真面目に前へ進もうとする姿は好感が持てる。ぞんざいには扱えない。
②セイウンハーデス【C】
栗東坂路単走。中盤までは軽快な脚どりで登板していたが、徐々に後肢の送り出しが甘くなり、最後はフォームを乱してしまった。併せた相手に先着したことを加味しても、評価しづらい内容。積極的には手が出ない。
③アスクビクターモア【B】
美浦南W単走。この馬とすればリラックスしているし、折り合いも楽。1週前、今週と手前の切り替えでモタつきを見せたのは気になるも、変換後の動きは上々。活気十分に前肢を大きく使った走りができていた。いい意味での平行線だろう。
④マテンロウレオ【B】
栗東CW併走。この馬としては我慢が利いていたし、鞍上の合図に対する反応も悪くない。もう少し迫力が出れば言うことはないが、気難しい面ばかりが目についた前回の中間に比べると、多少なりとも操縦性が良くなったように思える。現状の力を出せる仕上がりと判断したい。
⑤ピースオブエイト【B】
栗東CW併走。ハミを強く噛んでいるせいか口元の泡が目につき、頭の振り方も安定しない。とはいえ、それなりに制御は利いているし、手前の変換もスムーズ。四肢の伸縮力が高く、ラストの加速もシャープだった。このひと追いで一応の態勢は整いそうだ。
⑥プラダリア【A】
栗東坂路単走。体軸がしっかりした安定感のあるフットワーク、首を上手に使ってテンポ良く登坂する姿は目を引くものがある。ステッキをあてただけで重心がグッと下がるのもいい。皐月賞組との力関係はさておき、未勝利圧勝→青葉賞制覇の勢いを十分に窺わせる好内容だった。
⑦オニャンコポン【B】
美浦南W併走。後肢の送り出しが若干弱く映るが、リラックスして走れているし、手前替えもスムーズ。3頭併せの真ん中で両サイドから圧を受けながら、最後まで集中力を維持していたことも評価できる。及第点の仕上がりだろう。
⑧ビーアストニッシド【C】
栗東坂路併走。重心が高いうえに、頭の位置や顔の向きをコロコロ替えて、落ち着きがない走り。ラストでフォームを大きく崩していたのも気になる。逃げタイプとあって追走の形が不向きにせよ、追い切りの動きを確認する限り、期待よりも不安のほうが先立つ。
⑨ジャスティンパレス【C】
栗東CW併走。重心が高くフォームの安定性を欠いた1週前追い切りに比べると、道中の走る姿は良くなった。ただ、時折浮くような感じになり、エンジンのかかりが遅い点は変わっていない。体勢有利でゴールしたことは認めても、評価を上げるには躊躇してしまう。
⑩マテンロウオリオン【C】
栗東CW単走。首を使ってリズム良く走れているし、鞍上の仕掛けに対する反応も悪くない。反面、いい頃の柔らかさを欠いているようにも映る。折り合いを整えていることは評価できるものの、今回の舞台で首位争いに加わるには、もう一段階上の変わり身が欲しいところだ。
⑪ジャスティンロック【C】
栗東坂路併走。緩い時計でも行きたがる素振りを見せず、しっかり折り合いはついていた。反面、後肢に甘さが残りトビも低め。走りの安定性という面ではひと息に映る。よくて現状維持の範囲内という感が強く、今回の舞台で上位争いを演じるには、何かひと工夫が必要だろう。
⑫ダノンベルーガ【A】
美浦南W併走。先行して最後は僚馬と並んでゴール。一見すると地味だが、四肢のさばきは素軽く、手前の切り替えも実にスムーズ。首の使い方が良く、前躯と後躯の連動性も高い。しっかり追えば伸びそうな余韻を十分に残しているのも好印象。上々の仕上がり。
⑬ドウデュース【A】
栗東P単走。適度な前傾姿勢を保ちつつ、ブレの少ないフォームで力強く進むさまは見映えがする。1週前追い切りはコーナーからゴールまでを右手前1本で済ませているだけに、直線を向いて左、ゴール板付近で右と、左右関係なく手前の変換ができることを示したのも好感。高く評価したい。
⑭デシエルト【B】
栗東坂路単走。序盤は鞍上が腰を上げ、馬の気分を損ねないように注意しながらの登坂。相変わらず稽古の動きは力強い。ただ、前回から2ハロン延長の2400m戦に臨むにしては、前進気勢が過ぎるように映るのも確か。ようは本番での折り合い次第。ジョッキーの手腕に託すほかない。
⑮ジオグリフ【B】
美浦南W併走。あまり首が前に出ず、頭の位置も高めだが、それはこれまでも同様。脚どりは力強く、相手が前に出ようとすると自ら競りに行く勝負根性も健在。走法や気性的に今回の舞台替わりがプラスに働くかどうかについては疑問も、雰囲気は決して悪くない。
⑯キラーアビリティ【C】
栗東CW併走。1週前追い切りに比べると、体の使い方は良くなった。とはいえ、鞍上の仕掛けに対する反応は薄く、肩ムチを入れつつの追い通しで何とか体勢有利のフィニッシュ。元々遊びグセが多い馬であることや、相手が攻め駆けするジェラルディーナだったにせよ、物足りなさが残る内容だった。
⑰ロードレゼル【C】
栗東坂路併走。右手前のままでゴールを迎えたが、本番は左回りなので深刻に捉える必要はない。ただ、軽快感がなくステイヤーのような動きにも見える。ゆえにスピードを求められる競馬になるとどうか。スタミナを問われる馬場や展開になれば、という条件付きの狙いとなろう。
⑱イクイノックス【B】
美浦南W併走。皐月賞の中間時に感じた硬さや後肢の甘さが緩和されている点は好印象。その一方、コーナーからゴールまで手前は左のまま。手前の変換に融通が利かない面をしばしば見せる馬だけに、適度なところできっちり決めて欲しかったような気も。今回は動きの質を評価してのB判定としておきたい。
ウマニティに会員登録(無料)すれば、高精度スピード指数・U指数を重賞全レースでチェックできるほか、全国トップランカー予想家たちの予想閲覧、あなただけの予想ロボット作成機能など、予想的中・予想力アップに役立つ20以上のサービスを無料で利用することができます。
2012年以降の2着以内馬20頭における前走使用レースを検証すると、皐月賞、京都新聞杯、青葉賞、毎日杯の4パターンに集約される。これ以外の臨戦馬は過信禁物とみるべきだろう。
(減点対象馬)
②セイウンハーデス ⑩マテンロウオリオン
前走の着順については皐月賞なら7着以内、京都新聞杯であれば2着以内、青葉賞や毎日杯の場合は1着がひとつの基準。2012年以降の1~2着全馬がこの条件を満たしていた。
(減点対象馬)
④マテンロウレオ ⑧ビーアストニッシド ⑨ジャスティンパレス ⑭デシエルト ⑯キラーアビリティ ⑰ロードレゼル
前走の単勝人気に関しては皐月賞であれば7番人気以内、それ以外なら2番人気以内が目安。2012年以降の2着以内全馬が該当する。勝ち負けに加わるには前走での人気も影響することを覚えておきたい。
(減点対象馬)
①アスクワイルドモア ②セイウンハーデス ④マテンロウレオ ⑤ピースオブエイト ⑥プラダリア ⑦オニャンコポン ⑧ビーアストニッシド ⑨ジャスティンパレス ⑩マテンロウオリオン ⑪ジャスティンロック
2012年以降の1~2着馬20頭すべてに、芝1800m以上のJRA重賞で2着以内の好走経験があった。重賞未連対の馬や、重賞好走歴が1800m未満の距離に偏っていた馬は低調な結果に終わっている。
(減点対象馬)
②セイウンハーデス ⑩マテンロウオリオン ⑭デシエルト
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
---------------------
日本ダービーは、上位人気3頭もしくは、上位人気2頭+人気薄の穴馬1頭という組み合わせで決着することが多いレース。U指数についてもその構図は似ており、上位勢で順当に決まるか、あるいはそこに指数下位の馬が1頭割って入るパターンが続いている。つまり、軸にふさわしいのは指数も人気も上位の馬で、3着以内にそのうち2頭以上が入ってくる可能性が高いということ。2020年3着のヴェルトライゼンデ(4位、10番人気)や2021年3着のステラヴェローチェ(2位、8番人気)のように、人気の盲点になっている実力馬を労せずチョイスできるケースもあるので、今年も積極的に指数上位を狙っていくスタンスを貫きたい。
軸候補の筆頭は、長期休養明けながらも皐月賞で2着に好走した1位の⑱イクイノックス(97.9)。レースを使われたことによる上積みが見込め、東京スポーツ杯2歳S圧勝歴のある東京に舞台が替わる点も心強い。オークス制覇で勢いに乗っている鞍上も魅力だ。
これに次ぐのが、イクイノックスと同じ木村哲也厩舎が管理する皐月賞馬の2位⑮ジオグリフ(96.8)と、昨年の2歳王者で皐月賞3着の5位⑬ドウデュース(96.2)。最後に、距離をこなせれば配当的に面白い3位の⑩マテンロウオリオン(96.7)を押さえておく。
ウマニティに会員登録(無料)すれば、高精度スピード指数・U指数を重賞全レースでチェックできるほか、全国トップランカー予想家たちの予想閲覧、あなただけの予想ロボット作成機能など、予想的中・予想力アップに役立つ20以上のサービスを無料で利用することができます。
昨年はディープインパクト産駒の4番人気シャフリヤールが勝利し、同種牡馬の産駒は18年ワグネリアン、19年ロジャーバローズ、20年コントレイルに続く4連覇となった。また、種牡馬としてもディープインパクトは日本ダービー通算7勝の金字塔を打ち立てたことになり、これは最多勝タイで並んでいたトウルヌソルとサンデーサイレンスの6勝を上回る単独記録となる。
現行コースでディープインパクトに次ぐ2勝を挙げているのがキングカメハメハで、自身も現役時代に04年日本ダービーをコースレコード(当時)で勝った実績を持つ。なお、17年の勝ち馬レイデオロ(父キングカメハメハ)においては2代母レディブロンドがディープインパクトの半姉にあたるため、やはりディープインパクトに所縁ある血統背景を持つ馬には気を配る必要がありそうだ。
アスクビクターモアは、父ディープインパクト×母カルティカ(母の父Rainbow Quest)。目下4連覇中と勢いが増すディープインパクト産駒のうちの一頭となるが、母系にRainbow Questの血脈を持つという配合は16年の勝ち馬マカヒキと共通する。重賞勝ちを含め、3勝すべてが中山競馬場という戦歴通りに瞬発力勝負では分が悪いタイプ。一方で、しぶとさと先行力には自信があるだけに、内目の枠順を活かした積極的な立ち回りができれば。
イクイノックスは、父キタサンブラック×母シャトーブランシュ(母の父キングヘイロー)。昨年はJRA重賞を8勝(うちG1を1勝)と一世を風靡した母の父だが、とくにディープインパクトやブラックタイドの直系と好相性を示しており、ウインドインハーヘアを刺激するような相似配合が奏功しているようだ。本馬は出世レースと名高い東京スポーツ杯2歳Sの勝ち馬でもあり、重厚な末脚は直線の長い東京競馬場でこそ真価を発揮するだろう。
ダノンベルーガは、父ハーツクライ×母コーステッド(母の父Tizway)。父の産駒は日本ダービーで「1-3-0-12」となるが、本馬は14年1着ワンアンドオンリー、20年2着サリオスの2頭とは母系にDanzigとNijinskyの血脈を併せ持つという共通点を見出せる。なお、僚馬サリオスとはLomitasまでが一致。前走皐月賞は馬場の不利を考えれば及第点以上の内容で、もとより右トモ不安が囁かれているだけに、左回りに替わることも歓迎となる。
編集部(以下、編) さぁ、今年もダービーデーがやってまりました。
新良(以下、新) いち競馬ファンとしてワクワクしますね。お客さんもだいぶ入場できるようになりましたので、現地も盛り上がることでしょう。
編 馬券も当たれば最高ですので、張り切って予想に臨みましょう。
新 やはりこのレースは特別。是が非でも当てたいです。
編 日本ダービーは乗り替わりが勝てないレースとして有名で、さあどうしましょう? なんてことを昨年はお話ししましたが、新良さんは見事にシャフリヤールを指名して的中! ジンクスを打ち破ってみせました。
新 狙うならここしかないと思っていましたが、うまくハマってくれましたね。福永祐一騎手にはただただ感謝です。1、2着は大接戦でしたし。
編 ただし、今年も有力と目されている馬をはじめ、ほとんどが継続騎乗ですので、当コーナーにとって鬼門のレースであることに変わりはなさそうです。そんななか、新良さんがどんな結論を下すのかに注目しています。
新 今年のクラシックは桜花賞、皐月賞、オークスとすべて乗り替わりが勝利し、私もそれらをしっかり的中させることができました。日本ダービーも、できればその流れに乗っていきたいですね。
編 期待しております。では、ファイナルアンサーをお聞かせください。
新 私が注目しているのは、川田将雅騎手からレーン騎手に乗り替わる⑰ロードレゼルです。
編 限られた選択肢のなか、やはり頼れるのはレーン騎手。そんな感じでしょうか。
新 まあ正直、狙うならここしかないでしょうね。オークスはノーザンファームが上位騎手を確保できない状況でしたが、ダービーは一転して人気馬に上位騎手を確保し、すべて継続騎乗としてきました。レーン騎手ですら入り込む余地がないほどで、各陣営はチームとしてしっかり結束しているということでしょう。
編 ならば、ノーザンファームで乗り馬のいないレーン騎手が騎乗することになったロードレゼルで一矢報いようと。
新 はい。そんなところです。昨年のシャフリヤールほどの自信はありませんが、ノーチャンスではないと思っています。
編 どのあたりが強調材料になりますか?
新 なにはさておき、レーン騎手のコース実績ですね。今回来日してから東京芝2400mでは8回騎乗して、6回3着以内に入っています。勝率37.5%、複勝率75.0%、回収率は単複ともに100%オーバーと、非の打ち所がありません。
編 それはすごいですね。先週のオークスでも、8番人気のスタニングローズを2着に導きましたし、このコースではめちゃくちゃ乗れているんですね。
新 完璧にフィットしています。今現在、このコースで乗せたらいちばんうまいのはレーン騎手と言っていいかもしれません。
編 技術が高いことは間違いありませんが、そこに確かなコース適性も加わっているわけですね。
新 その通りです。東京芝2400mであれば、「レーン」の名前買いをしてもいいんじゃないでしょうか。
編 となると、焦点は馬の能力、適性ということになりますが……。
新 冷静に判断すれば、皐月賞上位組より力は劣ると思います。ただ、差し決着だった青葉賞で先行して2着に粘り込んだレースぶりは見どころがありましたし、コースを一度経験している点も有利です。青葉賞組はダービーを勝てないと言われていますが、複勝率ベースでは皐月賞組に次ぐ成績ですし、安易に軽視すべきではないでしょう。
編 軸とまではいかずとも、ヒモには加えておくべきであると。
新 買っておいて損はないと思います。レーン騎手はノーザンファーム勢の上位独占を阻止して、存在感を示したいはず。「今週もレーンが絡んだよ」となる可能性はおおいにあるでしょう。
編 ダービーは2~3着に超人気薄がちょこちょこ来るレースですので楽しみです。
新 レーン騎手に、これぞ名手たるプレーを見せてもらいましょう。
ウマニティに会員登録(無料)すれば、高精度スピード指数・U指数を重賞全レースでチェックできるほか、全国トップランカー予想家たちの予想閲覧、あなただけの予想ロボット作成機能など、予想的中・予想力アップに役立つ20以上のサービスを無料で利用することができます。