着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 6 | テーオーケインズ |
牡4 | 57.0 | 松山弘平 | 栗 高柳大輔 | 498(+6) | 1.49.7 | 3.3 | 1 | 35.5 | |||
2 | 7 | 13 | チュウワウィザード |
牡6 | 57.0 | 戸崎圭太 | 栗 大久保龍 | 488(+4) | 1.50.7 | 6 | 4.6 | 3 | 36.2 | ||
3 | 6 | 11 | アナザートゥルース |
セ7 | 57.0 | 坂井瑠星 | 美 高木登 | 482(-2) | 1.50.8 | 3/4 | 115.4 | 14 | 36.8 | ||
4 | 2 | 4 | インティ |
牡7 | 57.0 | 武豊 | 栗 野中賢二 | 516(-10) | 1.50.8 | クビ | 18.7 | 9 | 37.0 | ||
5 | 2 | 3 | サンライズノヴァ |
牡7 | 57.0 | 松若風馬 | 栗 音無秀孝 | 534(-1) | 1.51.0 | 1 1/4 | 78.9 | 13 | 36.3 | ||
6 | 5 | 9 | オーヴェルニュ |
牡5 | 57.0 | 福永祐一 | 栗 西村真幸 | 478(-2) | 1.51.1 | アタマ | 14.0 | 5 | 36.7 | ||
7 | 8 | 15 | メイショウハリオ |
牡4 | 57.0 | 浜中俊 | 栗 岡田稲男 | 508(-2) | 1.51.1 | アタマ | 24.8 | 10 | 36.6 | ||
8 | 4 | 8 | スワーヴアラミス |
牡6 | 57.0 | 松田大作 | 栗 須貝尚介 | 486(+8) | B | 1.51.3 | 1 1/4 | 120.2 | 15 | 36.6 | |
9 | 3 | 5 | エアスピネル |
牡8 | 57.0 | 藤岡康太 | 栗 笹田和秀 | 486(+4) | 1.51.4 | 3/4 | 43.3 | 11 | 37.1 | ||
10 | 1 | 2 | カジノフォンテン |
牡5 | 57.0 | M.デムー | 船 山下貴之 | 532(-4) | 1.51.7 | 2 | 17.9 | 7 | 37.8 | ||
11 | 8 | 16 | カフェファラオ |
牡4 | 57.0 | C.ルメー | 美 堀宣行 | 520(-4) | 初B | 1.51.7 | ハナ | 9.6 | 4 | 37.4 | |
12 | 1 | 1 | ソダシ |
牝3 | 54.0 | 吉田隼人 | 栗 須貝尚介 | 470(-4) | 1.52.0 | 1 3/4 | 4.5 | 2 | 38.3 | ||
13 | 5 | 10 | ケイティブレイブ |
牡8 | 57.0 | 内田博幸 | 美 清水英克 | 526(+3) | 1.52.1 | クビ | 216.9 | 16 | 37.4 | ||
14 | 6 | 12 | クリンチャー |
牡7 | 57.0 | 川田将雅 | 栗 宮本博 | 498(+4) | 1.52.4 | 2 | 18.6 | 8 | 38.1 | ||
15 | 4 | 7 | サンライズホープ |
牡4 | 57.0 | 幸英明 | 栗 羽月友彦 | 554(+14) | B | 1.52.6 | 3/4 | 14.6 | 6 | 38.7 | |
16 | 7 | 14 | ダノンファラオ |
牡4 | 57.0 | 横山武史 | 栗 矢作芳人 | 538(-2) | 1.54.2 | 10 | 76.7 | 12 | 38.8 |
ラップタイム | 12.5 - 11.1 - 12.9 - 12.8 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 11.8 - 12.0 |
---|---|
前半 | 12.5 - 23.6 - 36.5 - 49.3 - 61.4 |
後半 | 60.4 - 48.3 - 36.0 - 23.8 - 12.0 |
■払戻金
単勝 | 6 | 330円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 6 | 140円 | 1番人気 |
13 | 150円 | 2番人気 | |
11 | 1,150円 | 13番人気 | |
枠連 | 3-7 | 600円 | 1番人気 |
馬連 | 6-13 | 610円 | 1番人気 |
ワイド | 6-13 | 280円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
6-11 | 4,570円 | 50番人気 | |
11-13 | 5,540円 | 58番人気 | |
馬単 | 6-13 | 1,100円 | 1番人気 |
3連複 | 6-11-13 | 17,650円 | 65番人気 |
3連単 | 6-13-11 | 52,660円 | 161番人気 |
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土曜日の中京ダートのレース結果、近年のチャンピオンズカップの結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
火曜日から水曜日にかけて19ミリの雨量を記録したが、その後の降雨はゼロ。土曜日は細かい雨が降る時間帯があったものの、コンディションに大きな影響を及ぼすことはなく、終日良馬場(JRA発表)での施行。その一方、土曜日朝におけるJRA測定の含水率はゴール前8.2%、4コーナー7.2%。良馬場としては水分が多い状況となっていた。
土曜日施行のダート7競走を振り返ると、良発表とすれば含水率高めの脚抜きが良い状態ということもあり、中団より前めの位置につけ、なおかつ内~中を通った馬の活躍が顕著。後方勢は分が悪く、最終4コーナーの通過順位が10番手以降だった馬は3着以内ゼロという、冴えない結果に終わっている。
枠順については、内めの枠が優勢。3着以内馬21頭のうち、半数近い10頭を1~3枠の馬が占めている。外めの枠も頑張ってはいるが、6~8枠から2着連対圏に入った馬は、いずれも最終4コーナーを4番手以内で通過した逃げ・先行型。全般的に外めの枠を引いた待機勢は苦戦を強いられていた。
日曜日の予報は晴れベースだが、予想最高気温は12度前後で風も前日より弱くなる見通し。気温があまり上がらず、風も落ち着くとなれば、馬場の水分が一気に抜けることは考えづらい。日曜日も適度に湿り気を帯びた、土曜日に近いコンディションとなることが想定される。
ゆえに余程の展開利でもない限りは、道中で外めを追走、なおかつ最終コーナー過ぎから外を回る待機勢が幅を利かせるような状況にはならないはず。ただでさえ、各コーナーの角度がキツい形状の中京ダート1800m。道中から勝負どころにかけて、ロス少なく回ってくる馬の利は大きいだろう。
従って、内~中から上手に立ち回れそうな馬が優位という捉え方がベターのように思える。あえて逆張りで後方待機組を狙うのであれば、内~中め追走から脚をためるタイプとなろう。枠順に関しては、やはり真ん中より内(1~4枠あたり)に対する比重を高めたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
血統的には、過去5年のチャンピオンズカップを参考にすると、父あるいは母の父に国内芝のG1馬を輩出している種牡馬を持つ馬が堅調。2着以内馬延べ10頭すべてが該当する。砂に適したパワーだけではなく、芝向きの持続的な末脚の要素も必要ということである。
また、最高峰のダートレースかつ総合力を要求される舞台ということもあり、個々における格(ハイグレードレースの好走経験の有無)も重要。過去5年の優勝馬は、いずれもダートのG1・Jpn1既勝馬だった。血統面と合わせて押さえておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(1~4枠)の要点をともに満たしているのは、⑥テーオーケインズ1頭のみ。よって当欄では、⑥テーオーケインズを本命に指名する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」とダートスペシャリスト「nige」のチャンピオンズカップ注目馬を大公開!トッププロ予想家のハイレベルG1トークをお届けいたします!
出演:スガダイ(ウマニティ公認予想家) nige(ダートスペシャリスト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われるチャンピオンズカップの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ソダシ【B】
栗東坂路単走。道悪馬場をものともせず、ラスト2Fは24秒1-11秒8。さすがの脚力を見せつけた。反面、重心が高く映るのは気になるところ。馬場によるものなのか、気性的な問題なのか、それ次第で見方が大きく変わってくる。判断に悩ましいが、今回は時計面を評価してのB判定にとどめておきたい。
②カジノフォンテン【B】
船橋ダ単走。肩ムチにいい反応を示し、活気良く駆け抜けた。コーナーで膨れがちになるのは相変わらずも、その動きに地方所属馬にありがちな重苦しさは感じない。低い重心を保ちつつ、推進力を上に逃さない走りができているのは好印象。侮れない存在だ。
③サンライズノヴァ【C】
栗東坂路併走。含水多めの馬場を考慮すると、全体時計は十分合格点レベルだが、騎手騎乗で強めに追ってのものであり、それほどの前向きな気勢は感じなかった。良い頃と比べると四肢のさばきが重く、何かダラッとしている印象を受ける。積極的には手が出ない。
④インティ【B】
栗東坂路単走。手前をコロコロ替えたあたりは減点材料も、最後まで低い姿勢を保ち、脚勢が衰えなかったことは好感。ともすれば、こぢんまりとした動きに映るが、そもそもピッチ走法型なので深刻に捉える必要はない。この馬なりに順調とみてよさそうだ。
⑤エアスピネル【B】
栗東坂路併走。頭の位置こそ高めだが、身のこなしに硬さはなく、全体的に見ればリズム良く動けている印象。ひと頃より迫力こそ薄れてはいるものの、そのぶん折り合いは楽になっているので差引ゼロといったところか。まずまずの仕上がりだろう。
⑥テーオーケインズ【A】
栗東坂路単走。中盤までは鞍上が抑えたぶん顔を右に向けがちだったが、3ハロン目あたりから解放されると、弾力性に富んだスピード感あふれる走りを披露。しまいにかけては、鞍上の手ごたえ以上に時計が出ているようにも映る。前回よりも明らかに具合はいい。
⑦サンライズホープ【B】
栗東坂路単走。少し遊び癖を出す場面もあったが、それでも最後までしぶとく脚を伸ばしていた。さほどキレは感じないものの、大きなフットワークを駆使した豪快な走りは見映えがする。デキは安定しており、自身の力を出せる態勢とみていい。
⑧スワーヴアラミス【C】
栗東坂路単走。ずっと気合をつけつつの登坂。にもかかわらず、最後は少しフワッとするようなところも。追われ通しでもバテない点は評価できるが、もう少し覇気を出してほしいのも確か。相手関係を考えると、期待よりも不安のほうが先立つ。
⑨オーヴェルニュ【B】
栗東CW単走。首が短いため、頭の位置が高く見えるのはいつものこと。この馬としては首を下げているほうだし、活気も十分すぎるほど。四肢のさばきも素軽く、鞍上の手ごたえに見合った走りはできている。少なくとも、前回の中間より雰囲気はいい。
⑩ケイティブレイブ【C】
美浦坂路併走。重心こそ高めだが、適度な活気があり、折り合いもスムーズ。併走馬をパスする際の反応も悪くなかった。ただ、前回からの大きな前進を見込めるほどのデキにあるかといえば疑問符が付く。良くも悪くも平行線といったところか。
⑪アナザートゥルース【C】
美浦南W併走。馬場の重さも影響しているのか、あまり前進気勢を感じず、仕掛けに対する反応も薄い。鞍上が追って追って、ようやくこの馬らしい伸びやかな走りとなったが……。動きと雰囲気は前回のほうが良かったように思える。
⑫クリンチャー【C】
栗東坂路単走。1週前追い切りや前回の中間時よりは、走りに力感が伴ってきているし、活気もそれなりに出てきた。とはいえ、いい頃の躍動感ある動きには今一歩。少しずつ上向いているのは確かだが、本当に良くなるのは、もう少し使ってからかもしれない。
⑬チュウワウィザード【B】
栗東坂路単走。馬場の重さもあってか、時計こそ地味だが、脚どりに大きな乱れはなく、単走とすれば概ね自身のパフォーマンスは示している。完璧には至らないまでも、着実に状態は持ち直してきている印象。このひと追いで一応の態勢は整いそうだ。
⑭ダノンファラオ【B】
栗東坂路併走。少しジリな面を見せたが、そもそも坂路ではあまり目立たない馬。その点を考慮すれば、むしろ動いている部類だろう。四肢のさばきには力感があり、身体も柔らかく使えている。雰囲気は決して悪くなく、警戒を怠れない1頭だ。
⑮メイショウハリオ【B】
栗東坂路単走。頭の位置こそ高めながら、最後まで集中を切らすことなく駆け抜けた。派手さはないが、安定感のある脚さばきでしっかりと加速ラップを刻めた点は評価できる。大きな底上げまではどうかも、この馬なりにいい状態を維持している印象を持つ。
⑯カフェファラオ【B】
美浦南W単走。流す程度の軽めの内容。直線の序盤では頭を上げて気難しい面を出す場面もあったが、後半はこの馬らしい完歩の大きい走りを見せていた。仕上がり自体は悪くないので、あとは実戦で集中力を維持して走り切れるか否か。その1点に尽きよう。
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名称がチャンピオンズカップに変わり、場所も中京に移った2014年以降の1~3着馬延べ21頭の馬齢をみると、3歳から7歳までの範囲。ただし、7歳の複勝圏入りはJRAのG1において優勝経験があった馬のみ。3歳の好走はジャパンダートダービーの勝ち馬に限られる。その点には注意したい。
(減点対象馬)
①ソダシ ③サンライズノヴァ ⑤エアスピネル ⑩ケイティブレイブ ⑪アナザートゥルース ⑫クリンチャー
2014年以降の所属別成績は、美浦【2.1.1.17】、栗東【5.6.6.68】(地方所属馬の出走ゼロ)。連対率、複勝率ともにほぼ互角となっている。だが、前者の好走は前走が重賞1着、もしくはG1・Jpn1で3着以内だった馬のみ。相応の戦歴がない関東馬は割引が必要となる。
(減点対象馬)
⑩ケイティブレイブ ⑪アナザートゥルース ⑯カフェファラオ
2014年以降の3着以内馬延べ21頭の前走使用レースを大まかに分けると、JBC諸競走、南部杯、日本テレビ盃、JRA・ダートG3競走の4パターンに限定される。これ以外のステップで臨んだ馬は複勝圏に届いてない。
(減点対象馬)
①ソダシ
前走の着順については、JBC諸競走が4着以内、南部杯は6着以内、日本テレビ盃なら1着、JRA・ダートG3競走であれば7着以内がひとつの目安。2014年以降、この条件を満たしていなかった馬は、みな3着以下に敗れている。
(減点対象馬)
②カジノフォンテン ⑨オーヴェルニュ ⑩ケイティブレイブ ⑭ダノンファラオ ⑯カフェファラオ
前走の単勝人気に関しては、G1・Jpn1なら5番人気、それ以外の場合は4番人気が最低ライン。2014年以降の1~3着全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
⑩ケイティブレイブ ⑪アナザートゥルース ⑮メイショウハリオ
2014年以降の3着以内馬延べ21頭のうち、16頭にダート1800m以上のG1・Jpn1で3着以内の経験があり、残りの5頭にはダート1800m以上の重賞で連対歴があった。ダート重賞実績に乏しい馬はもちろん、ダート重賞の良績が1800m未満の距離に偏っている馬は、疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
①ソダシ ③サンライズノヴァ ⑤エアスピネル
U指数は、ウマニティが独自に開発した競走馬の能力値「スピード指数」で、その精度の高さから多くのユーザーに支持されています。ウマニティに会員登録(無料)すると重賞レースの出走予定馬全頭のU指数をご覧いただけますので、是非お試しください。
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最初から白旗をあげるつもりは毛頭ないが、このチャンピオンズカップは結果がU指数に反映されない地方交流重賞を中心に使われている馬や、古馬と対戦経験の少ない3歳馬など、高い指数の出にくい馬の出走が多く、指数通りになかなか決まってくれないU指数泣かせのレースとなっている。二桁順位の激走があってもまったく不思議はないので、そのあたりはあらかじめご了承いただきたい。
と前置きしつつ、今年はU指数上位勢を中心に据える方針をとることにする。理由は、対戦経験のある馬同士が多く出走しているからだ。「やってみなければわからない」のは、今回が初ダートとなるソダシくらいのもので、あとは指数の優劣を素直に評価してもいいと判断できるメンバー構成となった。よって、1位から順に注目馬としてピックアップしていきたい。
昨年のこのレースの覇者で、左回りにめっぽう強い1位の⑬チュウワウィザード(102.9)。ダート路線転向後、勝利はないものの大崩れもない2位の⑤エアスピネル(102.4)。今年のフェブラリーSを勝っている3位の⑯カフェファラオ(102.1)。コンビ成績3戦3勝の川田騎手に鞍上が戻る4位の⑫クリンチャー(101.0)。この4頭を有力視する。
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ダートのチャンピオンを決める戦いではあるが、過去の優勝馬の種牡馬を並べてみると、キングカメハメハ(2回)、スズカマンボ、フレンチデピュティ、ゴールドアリュール(2回)、シンボリクリスエスと5頭のうち4頭が芝のG1ウィナーを出しており、非該当のゴールドアリュールにおいても延べ3頭の産駒が芝G3勝ち、自身は02年日本ダービーで5着になった実績を持っていた。
なお、種牡馬として2勝を挙げるキングカメハメハとゴールドアリュールはNureyevの血を引く点で共通。また、キングカメハメハの父Kingmamboの血脈を持つ馬も毎年のように上位を賑わせており、勝ち馬ではキングカメハメハ産駒のほかにも15年サンビスタ(父スズカマンボ)、19年クリソベリル(母の父エルコンドルパサー)が該当する。
チュウワウィザードは、父キングカメハメハ×母チュウワブロッサム(母の父デュランダル)。本馬は昨年の勝ち馬で、一昨年にも勝ち馬から0秒3差の4着と好走。なお、18年1着ルヴァンスレーヴは同世代の従兄弟。どんなコースでも正攻法に立ち回れる器用さがあるため、得手不得手の出やすいコースでも大崩れしない堅実さが取り柄でもある。前走JBCクラシックは骨折明けながら3着と力のあるところを示しており、昨年のJRA賞最優秀ダートホースとしての威厳を感じさせる内容でもあった。
オーヴェルニュは、父スマートファルコン×母ギュイエンヌ(母の父タニノギムレット)。
中京は3戦3勝と底を見せていないが、その3勝すべてが重または不良。21年平安Sではレコード勝ちを披露していたように、時計の出やすい馬場が最も得意とするところ。本馬は勝つか負けるかハッキリした結果になりやすく、型に嵌ったときに無類の強さを発揮する様は父の現役時代ともよく似ている。好相性を示すゴールドアリュールの直系としても注目したい。
エアスピネルは、父キングカメハメハ×母エアメサイア(母の父サンデーサイレンス)。本馬は14年ホッコータルマエ、20年チュウワウィザードと2頭の勝ち馬を出しているキングカメハメハ産駒。昨年は少し後手に回ってしまったものの、最後はジリジリと差を詰めており、立ち回り次第ではもう少し上の着順を狙えそうな内容だった。このファミリーは内枠を苦にしない器用さもあるだけに、中京特有のイン差しが決まる展開になった際には侮れないだろう。
編集部(以下、編) 今年のチャンピオンズカップはソダシの参戦で盛り上がりをみせています。
新良(以下、新) 初ダートでも、血統的にはバッチリですからね。常識的に考えればダートG1で3歳牝馬に期待するのは酷なんですが、ソダシには底知れぬ魅力を感じます。
編 どんな走りを見せるのか、非常に楽しみですね。ただし、この馬は吉田隼人騎手の継続騎乗。この企画で推奨することはできません。
新 仮に乗り替わりだったとしても、過剰人気する存在なので、取り上げることはないと思いますよ。基本的に私は妙味追及タイプですので(笑)。
編 確かにそうですね(笑)。では、早速狙い目を教えてください。
新 武豊騎手から川田将雅騎手に乗り替わる⑫クリンチャーが面白いと思います。
編 昨年のこのレースは11着でしたが、ダートも完全に板についてきて、高いパフォーマンスを発揮し続けていますね。
新 本当に堅実に走っていますし、乗り手を選ばないのもこの馬の強みといえるでしょう。
編 今回の川田騎手はコンビ成績3戦3勝です。
新 そうなんです。どの騎手でもコンスタントに走ってくれますが、とりわけ川田騎手とは好相性で、持ち前のしぶとさに磨きがかかります。
編 その理由をどうお考えですか?
新 クリンチャーが、パワータイプのジョッキーに合っているんでしょうね。堅実ながらも、これまで馬券圏外に敗れているのは、福永騎手や武豊騎手など、どちらかというと当たりのやわらかいタイプのジョッキーばかり。要するに、動かすのに力の要る馬なんでしょう。
編 それならば、川田騎手はピッタリですね。良績が集中しているのにも頷けます。
新 川田騎手はスタートからポジションをしっかり取りにいきますし、終いまで脚を使いきる競馬をするのがある意味十八番。馬の脚質と騎手の得意の乗り方が見事にマッチしているということです。
編 左回りを不安視する声も聞こえてきますが……。
新 右回りより得意とはさすがにいえませんが、まったくダメということはないでしょう。芝を走っていた時代も含め、そもそも数をこなしていませんので、不得手と断じるのは早計かと思います。
編 そこをクリアできれば、能力的に上位争いは可能とみているわけですね。
新 はい。帝王賞は地方競馬で苦戦中のルメールが乗って3着と、価値のある内容でしたし、前走は差し有利の競馬で展開が向きませんでした。もともと休み明けを叩いて上昇するタイプの馬ですので、上がり目は十分にあるでしょう。
編 前走は1番人気を裏切っての6着ですので、人気は落としそうですね。
新 それが大きいですよね。川田騎手だからといって過剰人気はしないでしょうし、馬券妙味はおおいにあるとみています。
編 前走が完全なる叩き台だったと考えれば、むしろ積極的に買いたいくらいですね。
新 もちろんです。それに、繰り返しになりますが川田騎手が乗ってくれるのがなによりのプラス材料。2020年以降、中京ダ1800mでは勝率21.4%と好成績を収めていますし、まさに百人力といっていいでしょう。
編 大舞台の川田騎手は本当に頼りになります。
新 JBC、そしてアメリカのブリーダーズカップと、最近はJRA以外でも文句なしの結果を残しています。ここ2週はマイルCS、ジャパンカップと連続して3着でしたので、さらに上の着順を狙って燃えているのではないでしょうか。
編 このタイミングで川田騎手を確保できたのは大きいですね。
新 高齢馬の苦戦の続くレースですが、力量差のわずかな今年のメンバーなら、台頭の余地は十分にあると思います。
編 川田騎手の積極的なプレーに期待しましょう。
新 すんなり好位につけて、そのまま粘り込んでほしいですね。
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